2年間浮かせておくと船底は、、、 半年以上前の事になるが、全面修理の際に船底のメンテナンスをして以来、約2年間海上保管をしていたが、前にもブログに書いた様に、エンジンが動かない時期があった事もあり船底掃除をしないまま2年間が過ぎ去っていた。…
久しぶりのブログ投稿である。 ヨットをサボっていたわけでは無いが、なにかと忙しく、ブログをサボっていたのである。とは言え、例によってヨット=セーリングとはならないところが、なんだかトホホではあるのだが。まあ、それでも愛艇に乗り込んで何やかん…
ヤンマーSV5エンジン復活への道 本船の進水は1972年。おそらくその当時から搭載されていた補機である、齢50年のヤンマーSV5ディーゼルエンジン。定格出力12psの副室付き4サイクル単気筒ディーゼルエンジン、漁船法馬力4馬力とある様に、当時漁船に多く採用…
メンテナンスと舫の調整に追われた一年 思えば、昨年の8月に姫路から西宮に回航してきておよそ一年が経つが、なんと出航したのは一度きり。あとは、船のメンテと舫の調整ばかりしていた一年だった。 もっとも海といえども7月〜9月中旬までは殺人的な日差しと…
前例のない規模の台風14号 前例が無いとの報道で、確かに九州上陸時点で935hpaと強力な勢力で暴風圏も大きい台風14号が西日本を横断するとのことなので、前回に対して更に増し舫をしにハーバーへ。 windy予測画像 気象アプリの予測によると、19日の22時…
台風11号発生 幸い昨年は、近畿地方にあまり影響の有りそうな台風は来なかったのだが、今年は、温暖化による海水温の上昇のせいか、日本近海で台風が発生している。 これまでの台風は、発生後太平洋沿いに北上していたので、近畿地方へは影響がなかったが…
梅雨明けの嵐 梅雨明け前に大雨が降ることは良くある。 今年はご存知の通り梅雨入りが異常に早かったうえ、 ほとんど大した雨も降らぬ間に二週間ほどで梅雨前線が消え失せ明けてしまった。 が、しかし、先週先々週と雨の日が多かった。 特に先週半ばくらいは…
充電しないのは? 前回ギブアップしたことで、助っ人T氏に来てもらうことにした。T氏は現役時代には某航空会社で活躍していたメカニックで特に電気系に強いうえ、自身の所有艇で同型のヤンマーSV-5型エンジンを整備していた頼りになる助っ人だ。 T氏によると…
エンジン始動不良 エンジンの始動が不良であった事は、前にエンジン整備の回で触れたが、その際にはスターターモーターの交換で解決したと書いた。艇を回航して以来、新しい泊地での舫の取り回しの調整や、雨水による浸水問題の解決などを続けていたため、出…
ヤンマーSV5型エンジン ヤンマーSV5型エンジン 我が愛艇にはヤンマーSV5型エンジンが搭載されている スペックは、立型水冷4サイクル1気筒、連続定格出力5Ps(1700rpm)、実用最大出力12Ps(3000rpm)だ。数年前にOHしたとの話を聞いているが、エンジン自体調子…
バウハッチの塗装を行う 本艇ではフォクスル部とスターンビン部にそれぞれ木製のハッチが設置されており、共に本来ニス仕上げの様だが、主人が引き継いだ時には、木部用塗料が塗布されている状態だった。 ハッチは一枚板ではなく、無垢のチーク材を2〜3分…
なぜかビルジが溜まる⁇ 丁度スターンデッキの腐りを修理していた時期は梅雨の最中で、合間を見ながらの作業だった。前回までの修理の結果、スターンデッキの水密は完璧のハズだったが、、、なぜか、雨が降った日の翌日にはビルジが溜まる。 写真は左舷側セテ…
よもやよもやのスターンデッキの腐り 今まで補修していた箇所は予め聞いていたか、意味ありげなガムテープが貼ってあったりなど、言わば予見性があった。ところが、フォアデッキとサイドデッキ,ドッグハウス周りが片付き、やっと新しい母港への回航が見えて…
スプラッシュガードとは 波や風の強い日にヨットに乗ったことのある人ならご存知のとおり、船が波を切った時にはスプレイが結構上がり、それがデッキ沿いに飛んできて、コックピットに居る人にそれが直撃したり、キャビンに入るコンパニオンウエイのハッチが…
ヴァン・デ・シュタット31のドッグハウス この頃のヴェン・デ・シュタット設計のIOR艇のドッグハウスは、本艇の様なドーム形状のものがある。当時のIORレース艇は、S&S30が代表する様に、フラッシュデッキスタイルが主流だったが、ヴェン・デ・シュタット…
数年前にデッキ腐りを修理した左舷側シュラウドベースだが 前回の修理の際には、デッキ腐りは修理していたのだが、シュラウドベース位置はオリジナル通りでチェーンプレートはハルに取り付けられていた。 そのため下の写真の様に、シュラウドベースとガンネ…
右舷シュラウドベースの状況 写真で、シュラウドベース部右下に茶色いものが見えているが、これは応急的に水漏れを止める為に貼られたガムテープ。このテープから写真下方向左右にデッキの腐りが進行していた。 写真でもわかる様に、シュラウド上側に写って…
入手の時には・・・ 艇を入手する際の説明では、腐っているのは右舷側シュラウド取り付け部と右舷ドッグハウス後部という認識。ドッグハウス後部のフレームとコックピットコーミング下のフレームはつながっているので、右舷コックピットコーミングの際にガム…
シンプソン・ローレンス オリジナルで付いていたヘッドは、英国製のシンプソン・ローレンス製のもの。昔はよく使われていたメーカーだが最近は国内で取り扱いが無い様だ。状態としては写真の通り汚れてはいるが、レバーを動かすと給排水は出来ている様だが、…
初めての上架 艇を入手後、初めて上架を行なった。ここまでのブログには未だ記載はしていないが、デッキやコンパニオンウエイ周辺のの腐りを修理したので、この上架でハル塗装、船艇塗装を行い、あと懸案だったスルハルの交換とヘッドの交換、燃料の抜き取り…
危うく掃除機を壊すところだった 前回投稿からなんと8ヶ月近く空いてしまったが、記憶が薄れてしまう前に備忘録として記しておく。 前回は砥の粉での下処理までであった。次に砥の粉をウエスで落としニスを塗ってゆく。 砥の粉処理の注意点 ここで一つ問題…
ちどり庵ことVan de Stadt 31は、オランダのE.G.ヴァン・デ・シュタット造船所(設計事務所)設計の9.4mスループ。 によると、設計番号221のKnuppel(コウモリ)という艇と同一デザインと思われる。 ヴァン・デ・シュタット31諸元 ・全長(LOA):9.40m ・水線長…
サンドペーパー掛け まず最初に、一番面積があって時間の掛かるコックピット廻りからニス塗りを開始する事にする。 手順は・・・ ① 艤装関係の取り外し(済み) ② 木部を平滑にするためのサンドペーパー掛け ニス塗りのやり方を調べると、下地処理は#80の…
ネジザウルスリキッド 引き継いだ、ヤンマー純正工具は潮に晒される環境で長年使用されてきたため、当然赤錆がかなり発錆している状態だった。 ピカールで錆落とししても良かったが、なにせ時間も掛かるので、ネジザウルスリキッドという錆落としを試してみ…
ニス塗りに準備するもの 今回のメンテナンスでは、無垢のチーク材にニスを塗ってゆくわけだが、風化して痛んだ表面の処理や、仕上げてゆくニスなどについて紹介してゆく。 まず木部の痛みの処理だが、今の表面にそのままニスを塗ったのでは当然キレイに仕上…
まず艤装を取り外す 我が艇の主な外装部木目部分は、コックピットコーミング廻り、コンパニオンハッチ、スプレィブレーカー、バウとスターンのハッチ、メインシートトラベラーベース、換気用エアインテークのベース、バウ及びドッグハウスのハンドレール、テ…
整備のために木場港へ回航 2月14日(日曜日)お天気も安定してきたので、今までの係留地であった妻鹿港から隣の木場港へ回航しました。 お天気は快晴。風も無く波も穏やかで、絶好の回航日和。 沖に出ると、後方には火力発電所と出光興産の石油タンク。左舷…
齢50年近いことを考えるとまあ、グッドコンディションかと FRP艇にはオズモシスと云う劣化がありますが、木造艇の場合はズバリ腐り。大きな雨漏りも無いことから、本艇の場合50年近く経ってることを思えばグッドコンディションと言えるでしょう。 でも、やは…
アンカーライトが点かない! 名義変更に伴い、船検を受けました。が、事前の確認で点いていたはずのアンカーライトが点かない事が判明。 検査が朝だったため、太陽の光で幻惑されて確認できなかったのでは?と疑って、検査官の方には再度確認した証拠写真を…
齢50年レベルのしかも木造艇のコンディションって、どうなのか? 案内されて実艇を見学させてもらう。 パッと見た感じハルはシャキッとしているし、デッキ回りの木部はそれなりにヤレている感じだが、何とかなりそうな感じ。デッキとドッグハウスの一部は腐…