2021-01-01から1年間の記事一覧
危うく掃除機を壊すところだった 前回投稿からなんと8ヶ月近く空いてしまったが、記憶が薄れてしまう前に備忘録として記しておく。 前回は砥の粉での下処理までであった。次に砥の粉をウエスで落としニスを塗ってゆく。 砥の粉処理の注意点 ここで一つ問題…
ちどり庵ことVan de Stadt 31は、オランダのE.G.ヴァン・デ・シュタット造船所(設計事務所)設計の9.4mスループ。 によると、設計番号221のKnuppel(コウモリ)という艇と同一デザインと思われる。 ヴァン・デ・シュタット31諸元 ・全長(LOA):9.40m ・水線長…
サンドペーパー掛け まず最初に、一番面積があって時間の掛かるコックピット廻りからニス塗りを開始する事にする。 手順は・・・ ① 艤装関係の取り外し(済み) ② 木部を平滑にするためのサンドペーパー掛け ニス塗りのやり方を調べると、下地処理は#80の…
ネジザウルスリキッド 引き継いだ、ヤンマー純正工具は潮に晒される環境で長年使用されてきたため、当然赤錆がかなり発錆している状態だった。 ピカールで錆落とししても良かったが、なにせ時間も掛かるので、ネジザウルスリキッドという錆落としを試してみ…
ニス塗りに準備するもの 今回のメンテナンスでは、無垢のチーク材にニスを塗ってゆくわけだが、風化して痛んだ表面の処理や、仕上げてゆくニスなどについて紹介してゆく。 まず木部の痛みの処理だが、今の表面にそのままニスを塗ったのでは当然キレイに仕上…
まず艤装を取り外す 我が艇の主な外装部木目部分は、コックピットコーミング廻り、コンパニオンハッチ、スプレィブレーカー、バウとスターンのハッチ、メインシートトラベラーベース、換気用エアインテークのベース、バウ及びドッグハウスのハンドレール、テ…
整備のために木場港へ回航 2月14日(日曜日)お天気も安定してきたので、今までの係留地であった妻鹿港から隣の木場港へ回航しました。 お天気は快晴。風も無く波も穏やかで、絶好の回航日和。 沖に出ると、後方には火力発電所と出光興産の石油タンク。左舷…
齢50年近いことを考えるとまあ、グッドコンディションかと FRP艇にはオズモシスと云う劣化がありますが、木造艇の場合はズバリ腐り。大きな雨漏りも無いことから、本艇の場合50年近く経ってることを思えばグッドコンディションと言えるでしょう。 でも、やは…
アンカーライトが点かない! 名義変更に伴い、船検を受けました。が、事前の確認で点いていたはずのアンカーライトが点かない事が判明。 検査が朝だったため、太陽の光で幻惑されて確認できなかったのでは?と疑って、検査官の方には再度確認した証拠写真を…
齢50年レベルのしかも木造艇のコンディションって、どうなのか? 案内されて実艇を見学させてもらう。 パッと見た感じハルはシャキッとしているし、デッキ回りの木部はそれなりにヤレている感じだが、何とかなりそうな感じ。デッキとドッグハウスの一部は腐…
なぜいま木造ヨットなのか? 今ではヨットハーバーや漁港に係留してあるヨットは、九割九分FRP(強化プラスチック)製です。主人がヨットを始めた○十年前は未だFRP艇がやっと増えてきた頃で、若かった頃には、軽量で斬新な最新デザインのIORレーサーとかに憧…