ちどり庵主人の木造ヨットライフ

約10年間、ヨットから遠ざかっていた筆者が復帰するににあたり、憧れだった木造艇を手に入れ再開したヨットライフの顛末を綴る。

コンディションのこと

齢50年近いことを考えるとまあ、グッドコンディションかと

FRP艇にはオズモシスと云う劣化がありますが、木造艇の場合はズバリ腐り。大きな雨漏りも無いことから、本艇の場合50年近く経ってることを思えばグッドコンディションと言えるでしょう。

でも、やはり修繕しないといけない問題のある腐りが何箇所かあります。未だ寒い時期なので修繕してもボンドが硬化しないため、もう少し暖かくなってからプロに直してもらうことにします。

 

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一番の問題点はスターボードサイド、チェーンプレート付近の腐り。サイドステーからの力がかかる部分だけに、万が一ステーが抜けたら一大事。ポートサイドも数年前に修繕しているとのことなので、此の艇の弱点かもしれません。

 

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同じくスターボードサイドドッグハウス後端部が腐ってぐさぐさ。ここもチェーンプレート部を直すときに一緒にやってもらうつもり。

 

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コンパニオンウェイハッチカバーの前端部が少し腐っていて、パテで埋めようかと思っていたが、ほじくってみたらどんどん大きな穴に!とてもパテ埋めでは済まないレベルである事が判明。ここは傷んだ部分を全部取り除いて新しい木を埋め込むか、一枚全部替えるか…。やることは歯医者さんと同じだけど。


あと、ヘッド(トイレ)のバルブが完全に固着して動かないので、これも交換が必要。

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ヘッドの水を汲み出しても水面の高さが変わらないので、バルブが開いたまま固まっているようだ。このままじゃ、ヒール(風を受けて船が傾くこと)と海水が逆流してきてしまうので、バルブの交換はMUST。ヘッド自体も水は吸うけど吸い出しが弱いので交換が必要だろう。

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